ごあいさつ

世界的にも前例のないスピードで2007年に超高齢社会を迎えた日本ですが、高齢者イコールお年寄りという社会の認識はいまだ強く、「人生65年時代」から「人生90年時代」への認識転換の必要性を国は課題として挙げています。
いまや65歳以上の高齢者は「お年寄り」ではなく、まだまだ十分に社会貢献ができ、人生を楽しめる年齢になってきました。
しかしそれは、健康寿命の長い人の場合に限られます。
現実には平均寿命と健康寿命に格差があり、医療の進歩で平均寿命は延びたものの、介護なしでは生活ができないなど健康寿命が断たれてしまっている人が少なくありません。
「健康寿命をいかに延ばすか」これが人生90年時代、これからの大きな課題になっています。

歯科においても、この課題は大変重要な役割を担っています。
通常、誰もが行う摂食という行為。口に食べ物を入れ、咀嚼し、唾液を分泌し、味わい、食塊を作り、飲み込む。この一連の作業は口腔機能が正しく働かなければ簡単には行うことの出来ないものです。
また、口の中の病気(厳密には口の中に存在する細菌)が全身の様々な病気に関連していることもわかっています。
特に歯周病菌の体内への侵入は、これらの疾患の発病に関わっています。
このように口は消化管の一部でもあり、また歯周病菌侵入経路の入り口にもなっているのです。
つまり、口腔機能を整え、有害なものを極力体内に送らないよう口腔内を清潔に保つことが疾病予防のひとつであり、健康の維持に必須であると考えられます。
そして日々の生活習慣を見直し、栄養・運動・休養を柱とした規則正しい生活を営み、高齢になっても介護の手を必要としない「自己力」を高めることこそ、これからの皆さまの楽しく健康的な人生、健康長寿に繋がると確信しております。

倉歯科医院予防管理センターは『カラダの健康はお口の健康から』をスローガンとし、2013年10月に院内に設立されました。
当センターでは、未来型予防医療の実施に向け医科歯科連携により皆さまの健康の維持と管理に努めて参ります。

倉歯科医院
歯周病予防管理センター長
倉 知子